「gmtradeとGMX、結局どっちがいいの?」
「同じGMX v2の仕組みなのに何が違うの?」
DeFiのデリバティブ取引所を選ぶとき、この2つが候補に挙がるケースは多いです。

実はgmtrade.xyzはGMX v2のアーキテクチャをSolana上に実装したDEXです。ルーツが同じだからこそ「似てるのに何が違うのか」がわかりにくい。この記事では、仮想通貨歴10年・DEX専門のそらが、実際に両方を使い込んだ上でチェーン・手数料・銘柄・ファンディングレート・ステーキングの全項目を徹底比較します。

✅ この記事でわかること

  • gmtrade vs GMX の違いを一覧表で即確認
  • チェーン・速度・コストの実態(Solana vs Arbitrum)
  • 取扱銘柄・流動性・最大レバレッジの差
  • ファンディングレートの仕組み(Adaptive Funding)の共通点と差
  • ステーキング・流動性提供による収益化の比較
  • あなたに合うのはどちらか(ユーザータイプ別おすすめ)

⚠️ ご注意

本記事はgmtrade・GMXのアフィリエイトリンクを含みます。いずれもスマートコントラクトで動作する分散型プロトコルであり、日本の金融規制の管轄外です。DeFiの利用にあたってはスマートコントラクトリスク・流動性リスク等を十分ご理解の上、自己責任でご判断ください。


gmtrade vs GMX 比較表(一覧)

まず全体像を掴みましょう。細かい解説はこの後で行います。

項目 gmtrade.xyz GMX
ブロックチェーン Solana Arbitrum / Avalanche
プロトコルのルーツ GMX v2 フォーク(Solana移植) GMX オリジナル
対応ウォレット Phantom・Backpack 等 MetaMask・WalletConnect 等
取引手数料(オープン/クローズ) 各 0.05〜0.1% 各 0.05〜0.1%
ガス代(1回あたり) $0.001未満(Solana) $0.1〜$1(Arbitrum)
処理速度(TPS) 約65,000 TPS 約40,000 TPS
最大レバレッジ 最大 50倍 最大 50倍
主な取扱銘柄 SOL・BTC・ETH(Solana系) BTC・ETH・LINK・ARB・AVAX 等10銘柄以上
ファンディングレートの仕組み Adaptive Funding(GMX v2と同仕様) Adaptive Funding(v2)
流動性提供(ステーキング) GM トークン(準備中) GLP・GM・GMXステーキング 充実
TVL(総ロック額) 数百万ドル規模(成長中) 数億ドル規模(DeFi上位)
KYC 不要 不要
日本語サポート なし(英語UI) なし(英語UI)

gmtrade.xyzとは?(基本おさらい)

gmtrade.xyzはSolanaブロックチェーン上に構築された分散型永久先物取引所です。GMX v2のアーキテクチャをSolana上に移植したフォーク版であり、ユーザーはPhantomウォレットを接続するだけでKYCなしにレバレッジ取引が可能です。

gmtrade.xyz 基本情報

  • チェーン:Solana
  • ウォレット:Phantom・Backpack・Solflare 等
  • 主要銘柄:SOL-USDC・BTC-USDC・ETH-USDC
  • 最大レバレッジ:50倍
  • KYC:不要
  • 公式サイト:gmtrade.xyz

SOL・BTC・ETHのPerp取引に特化しており、特にSolanaエコシステム内でポジションを完結させたいユーザーに向いています。


GMXとは?(基本おさらい)

GMXは2021年にローンチしたArbitrum(アービトラム)チェーン上の分散型デリバティブ取引所です。DeFiデリバティブ分野で最も実績があるプロトコルの一つで、累計取引量は数千億ドルを超えます。gmtradeのルーツとなったプロトコルであり、いわばgmtradeの「本家」にあたります。

GMX 基本情報

  • チェーン:Arbitrum・Avalanche
  • ウォレット:MetaMask・WalletConnect 等(EVM対応)
  • 主要銘柄:BTC・ETH・LINK・UNI・AVAX・ARB など10銘柄以上
  • 最大レバレッジ:50倍
  • KYC:不要
  • 公式サイト:gmx.io
  • ガバナンストークン:GMX
  • 流動性トークン:GLP(V1)/ GM(V2)

詳細比較①:チェーン・速度・ガス代

Solana(gmtrade)vs Arbitrum(GMX)

最も大きな違いは動作するブロックチェーンです。この違いがガス代・速度・使用するウォレットのすべてを決定します。

比較項目 gmtrade(Solana) GMX(Arbitrum)
ガス代(1トランザクション) $0.001未満 $0.1〜$1(混雑時はそれ以上)
処理速度 約400ms(爆速) 1〜数秒
ウォレット Phantom(Solana専用) MetaMask(EVM汎用)
ネットワーク安定性 改善中(過去に障害あり) Ethereum L2として安定

✅ ガス代の差は大きい

頻繁に取引を繰り返すスキャルパーや短期トレーダーにとって、ガス代の差は無視できません。1日10回の取引で比較すると、GMXでは$1〜$10のガス代がかかる場合もあるのに対し、gmtradeは実質ゼロに近いコストで済みます。


詳細比較②:取扱銘柄・流動性

銘柄数はGMXが圧倒的に多い

gmtradeはSOL・BTC・ETHの3銘柄(主要)に絞っています。一方GMXはArbitrum上でBTC・ETH・LINK・UNI・AVAX・ARB・DOGE・SOL・BNB・XRP など10銘柄以上を取り扱い、アルトコインのPerp取引を広くカバーしています。

取引所 主な取扱銘柄 銘柄数の目安
gmtrade SOL・BTC・ETH 3〜5銘柄
GMX(Arbitrum) BTC・ETH・LINK・UNI・AVAX・ARB・DOGE・SOL 等 10銘柄以上

流動性(TVL)の差

GMXはDeFiデリバティブ分野で長年トップクラスの流動性を誇ります。TVL(Total Value Locked:ロックされた総資産)はgmtradeと比較して桁違いに大きく、大口ポジションのスリッページが少ない傾向にあります。

⚠️ gmtradeはまだ成長段階

gmtrade.xyzは2024年頃にローンチした比較的新しいプロトコルです。流動性・TVL・エコシステム規模はGMXに大きく劣るため、大口取引(数万ドル以上)はGMXの方がスリッページが少なくなりやすい点に注意してください。


詳細比較③:ファンディングレートの仕組み

Adaptive Funding は「共通の設計」

gmtradeとGMXの最大の共通点はファンディングレートの仕組みが同一(Adaptive Funding)である点です。gmtradeはGMX v2のコードをSolana上に移植したフォークのため、ファンディングレートのロジックはほぼ同じです。

項目 gmtrade GMX v2
ファンディングの仕組み Adaptive Funding Adaptive Funding
レートの変動方式 OIバランスに応じて漸進的に変動 OIバランスに応じて漸進的に変動
ファンディングの受取先 トレーダー間(P2P) トレーダー間(P2P)
CEXとの違い 8時間固定ではなく常時変動。急激なレート変化なし

gmtradeのファンディングレート戦略について詳しく知りたい方は gmtradeのファンディングレートで稼ぐ方法【2026年版】 をご覧ください。同じAdaptive Fundingを採用するGMX v2でも基本的な戦略は共通して使えます。


詳細比較④:ステーキング・収益化オプション

収益化はGMXが断然充実

GMXはトレーダーとしての取引だけでなく、流動性提供者(LP)としての収益化が高度に整備されています。

収益化の方法 gmtrade GMX
流動性提供(LP) 準備中 / 限定的 GLP・GM プールに提供可能
ガバナンストークンステーキング なし(または未整備) GMXトークンをステーキング → esGMX・ETH報酬
LP収益の原資 取引手数料 + ボローイングフィー
LP利回りの目安 市場環境により変動(年利数%〜十数%)

💡 ポイント

「トレードして利益を出す」だけなら両者に大差はありません。しかし「資産を運用して利回りを得たい」「DeFiエコシステム全体で複利運用したい」という場合はGMXの圧勝です。


gmtrade vs GMX:あなたに合うのはどちら?

ユーザータイプ別おすすめ

あなたの状況・目的 おすすめ
Phantomウォレットを持っていてSolanaエコシステムで完結させたい gmtrade
ガス代を極限まで抑えて頻繁に取引したい(スキャルピング等) gmtrade
SOL先物を大量に取引したい(SOLがメイン) gmtrade
MetaMaskを持っていてEthereumエコシステムに慣れている GMX
LINK・UNI・AVAXなど多様なアルトコインのPerpを取引したい GMX
大口ポジション(数万ドル以上)でスリッページを最小化したい GMX
GLP・GMステーキングでLP収益も得たい GMX
GMXトークンをステーキングして配当収入を得たい GMX

まとめ:「同じ設計、違う舞台」の2つ——両方使いが最強

gmtrade と GMX の関係を一言で表すなら「同じ設計図(GMX v2)を、異なる土地(SolanaとArbitrum)に建てた兄弟」です。

📌 まとめポイント

  • ガス代・速度で圧倒するのは → gmtrade(Solana)
  • 銘柄数・流動性・ステーキングで圧倒するのは → GMX(Arbitrum)
  • ファンディングレートの仕組みはほぼ同じ(Adaptive Funding)
  • SOL中心のトレーダー → gmtrade、アルトコイン多様派・LP収益派 → GMX
  • 両方のウォレットを持てば市場環境に応じて使い分けできる

DeFiのデリバティブ取引は「どちらかだけ」に縛られる必要はありません。gmtradeとGMXを併用することで、Solana・Ethereum両エコシステムの流動性を最大活用できます。まずは少額で両方を試してみることをおすすめします。