「TradingViewの相場分析をAIに丸投げしたい」
「複数銘柄のスクリーニングやバックテストを自動化できないか」

そんな要望が、Claude Code × TradingView MCPの連携で実現できます。
しかもセットアップはコマンド1行だけ。TradingViewの有料プランもAPIキーも不要で、すぐに使い始められます。

📘 この記事でできるようになること

  • TradingView MCPとは何かを理解できる
  • Claude Codeのチャットに1行打ち込むだけで設定が完了する
  • 27個のツールを使ったリアルタイム分析・スクリーニング・バックテストが使えるようになる

📋 前提条件

この記事は Claude Code(デスクトップ版)がインストール済みで使える状態 であることを前提にしています。
Claude Codeのインストール方法は公式サイトをご確認ください。


TradingView MCPとは?

MCP(Model Context Protocol)は、Claude等のAIが外部ツールのデータを直接取得・操作するための仕組みです。TradingView MCPを接続すると、ClaudeがTradingViewのデータを直接読み込み、分析・スクリーニング・バックテストを自動で実行できるようになります。

MCP接続前 MCP接続後
チャートをスクショして貼らないと分析できない 「BTCのRSIとMACDを今すぐ分析して」だけでOK
銘柄を一つずつ手動でチェック 「RSI30以下の仮想通貨を全部スクリーニングして」
バックテストは手動でツールを開いて設定 「RSI戦略のバックテスト結果を出して」で完結
ニュースは自分で調べる ロイター・コインデスクの最新情報も自動取得

インストール方法:チャットに1行打つだけ

Claude Codeのチャット欄に以下のコマンドを入力してEnterを押してください。

pip install tradingview-mcp-server

Claude Codeがコマンドを実行し、インストールが完了すると27個のツールが自動的に利用可能な状態になります。設定ファイルの編集や追加の操作は不要です。

✅ インストール成功の確認方法

インストール後に「利用できるTradingViewのツールを一覧で教えて」と聞いてみてください。
27個のツール一覧が返ってくれば接続完了です。


接続後にできること:27個のツール

① リアルタイム価格・マーケット情報

  • 株・FX・仮想通貨のリアルタイム価格・52週高値/安値を取得
  • S&P500・Nasdaq・VIX・ビットコイン・ドル円など主要マーケットを一括取得
プロンプト例:「BTCとETHとSOLの現在価格をまとめて教えて」

② テクニカル分析(30以上の指標を一気に計算)

  • RSI・MACD・ボリンジャーバンド・EMA・ATRなど30以上の指標を同時計算
  • ボリンジャーバンド±3段階評価で過熱感を自動判定
  • ローソク足パターン15種の自動検出(三空、包み足、ピンバーなど)
  • 15分・1時間・4時間・日足の複数時間足を横断した分析
プロンプト例:「BTCの日足でRSI・MACD・ボリンジャーバンドを分析して、今が買いか売りかを判断して」

③ スクリーニング(株・FX・仮想通貨)

  • 20以上のフィルタ条件で株・FX・仮想通貨・ETFをスクリーニング
  • 「売られ過ぎ」「トレンド転換」「ブレイクアウト」シグナル別の銘柄スキャン
  • Nasdaq・NYSE・Binance・Bybitなどマルチ取引所に対応
プロンプト例:「バイナンスでRSIが30以下かつ24時間で5%以上下落している仮想通貨を一覧にして」

④ バックテスト(6戦略)

以下の6戦略を過去データで自動バックテストできます:

RSI
ボリンジャーバンド
MACD
EMAクロス
スーパートレンド
ドンチャンチャネル
プロンプト例:「BTCの日足でRSI戦略とEMAクロス戦略を比較バックテストして、勝率・最大ドローダウン・プロフィットファクターを表にして」

⑤ センチメント・最新ニュース

  • Redditコミュニティの強気/弱気センチメントを自動スコアリング
  • ロイター・コインデスクなどの最新ニュースをRSSで自動取得
  • テクニカル+センチメント+ニュースを統合した総合分析を1コマンドで実行
プロンプト例:「BTCのテクニカル・Redditセンチメント・最新ニュースをまとめて総合判断して」

実際の活用例3選

活用例①:毎朝のAI相場ブリーフィング

Claude Codeに以下を話しかけるだけで、毎朝の相場まとめが自動生成されます。手動でチャートを開く作業がゼロになります。

「BTC・ETH・SOLの日足をRSI・MACD・ボリンジャーバンドで分析して、今日の注目ポイントと最新ニュースをまとめてください」

活用例②:割安銘柄の一括スクリーニング

「Nasdaqの中でRSIが40以下かつ52週安値から10%以内にある銘柄を全部リストアップして、テクニカル評価付きで表にして」

活用例③:バックテスト比較で戦略を選ぶ

「BTCの日足で6つの戦略を全部バックテストして、勝率・プロフィットファクター・最大ドローダウンを比較した表を作って。どの戦略が一番成績が良いか教えて」

知っておくべき注意点

注意点 内容
注文執行は不可 価格取得・分析・スクリーニング専用。実際の売買注文は送れない
データソースはYahoo Finance等 TradingViewサーバーへの直接接続ではなく公開APIを利用。ごく稀にデータ遅延が生じることがある
Pine Script自動生成は別途必要 このパッケージはPine ScriptのTradingViewへの書き込みには非対応。Pine Script自動生成はCDP型(tradesdontlie版)が必要
非公式の実装 TradingView公式サポート対象外。利用は自己責任で

⚠️ 投資判断はあくまで自己責任で

AIの分析はあくまで参考情報です。最終的な投資判断は必ずご自身で行ってください。本記事の情報に基づく損失について、当サイトは一切の責任を負いません。


まとめ

TradingView MCP × Claude Codeの連携は、難しいセットアップなしにリアルタイム分析・スクリーニング・バックテストをAI任せにできる強力な組み合わせです。

📋 設定手順のおさらい

  1. Claude Code(デスクトップ版)を起動する
  2. チャット欄に pip install tradingview-mcp-server と入力してEnter
  3. インストール完了後「利用できるツールを教えて」で確認 → 27個のツールが使えれば完了

TradingViewでPINEスクリプトをAIで自動生成する方法はこちらの記事で詳しく解説しています。