Claude Code×米国株 米国株の決算・財務比率をAIで自動分析する完全ガイド【2026年版】Financial Datasets MCP

📘 この記事でできるようになること

  • Financial Datasets MCPが何かを理解できる
  • Claude Codeへの接続がコマンド1行で完了する
  • 米国株の損益計算書・貸借対照表・財務比率をAIで瞬時に取得できる
  • PER・ROE等の条件でバリュー株スクリーニングができる

📋 前提条件

この記事は Claude Code(デスクトップ版)がインストール済みで使える状態 であることを前提にしています。


Financial Datasets MCPとは?

financial-datasets.ai は「AIエージェントのための米国株式市場インフラ」をうたうデータAPIサービスです。そのMCPサーバー版が mcp.financialdatasets.ai として公開されており、Claude CodeやClaude Desktopから直接接続して使えます。

提供データ: 米国株(NYSE・NASDAQ等)+仮想通貨
カバレッジ: 27,000以上のティッカー(上場廃止銘柄含む)
歴史データ: 最大30年以上
GitHubスター: 2,100以上(2026年5月時点)
APIキー: OAuth認証で接続する場合は不要

yfinance・Alpha Vantageとの違い

項目 Financial Datasets MCP yfinance(Python) Alpha Vantage
Claude Codeとの連携 ✓ コマンド1行 △ コード作成が必要 △ コード作成が必要
財務諸表の取得 ✓ 充実 △ 一部のみ ✓ 対応
SEC提出書類(10-K等) ✓ 対応 ✗ 非対応 ✗ 非対応
インサイダー取引情報 ✓ 対応 ✗ 非対応 ✗ 非対応
無料枠 一部銘柄のみ 無料 月25リクエストまで無料

💡 Financial Datasets MCPが特に優れている点

Claude Codeとの統合がコマンド1行で完結し、日本語のプロンプトだけで財務諸表・決算・スクリーニングが動く点が最大の強みです。yfinanceはPythonコードを自分で書く必要があり、非エンジニアには敷居が高くなります。


料金プランと無料で使える範囲

プラン 月額 主な特徴
Developer $200〜 1,000リクエスト/分、歴史データ1年分、全コアエンドポイント対応
Pro $2,000〜 無制限リクエスト、30年以上の歴史データ、データ再配布可
従量課金 $0.01〜/req エンドポイント別課金(決算$0.01、財務諸表$0.04等)

⚠️ 無料プランはない(一部銘柄のみ無料)


Claude Codeへの接続手順【コマンド1行】

Claude Codeのチャット欄または統合ターミナルで以下のコマンドを実行してください。

# Financial Datasets MCPをClaude Codeに追加

claude mcp add –transport http financial-datasets https://mcp.financialdatasets.ai

コマンドを実行するとブラウザが自動的に開き、OAuth認証画面が表示されます。financial-datasets.aiのアカウントでログイン・認可するだけで接続が完了します。APIキーの手動設定は不要です。

接続確認の方法

接続後、以下のように話しかけて動作を確認してみましょう。

「利用できるfinancial datasetsのツールを一覧で表示して」

ツール一覧が表示されれば接続成功です。次のセクションで各ツールの使い方を見ていきましょう。

💡 /mcp コマンドでも確認できる

Claude Codeのチャットで /mcp と入力すると、接続済みのMCPサーバー一覧が表示されます。「financial-datasets」が表示されていれば正常です。


取得できるデータ一覧

Financial Datasets MCPでは以下のカテゴリのデータが取得できます。ティッカーシンボル(AAPL・NVDAなど)を指定するだけで、すべて日本語で扱えます。

カテゴリ 主な取得内容 活用シーン
損益計算書 売上・営業利益・純利益(四半期・年次) 決算トレンド分析・成長性評価
貸借対照表 総資産・負債・純資産・現金等 財務健全性・自己資本比率確認
キャッシュフロー計算書 営業CF・投資CF・財務CF・フリーCF 実質的な収益力・資金繰り評価
財務指標・財務比率 PER・PBR・ROE・ROA・営業利益率・DEレシオ等 バリュエーション評価・割安株探し
決算サプライズ EPS予実・売上予実・サプライズ率 決算後の株価反応予測
株価データ リアルタイム価格・分〜月足の歴史データ チャート分析・バックテスト
インサイダー取引 役員・取締役の売買記録・持株比率変化 インサイダー動向の確認
SEC提出書類 10-K・10-Q・8-Kの取得とセクション抽出 リスク要因・経営方針の精査
スクリーニング 20以上の財務指標フィルタで銘柄抽出 バリュー株・成長株のスクリーニング
企業ニュース 最新ニュース+感情スコア センチメント分析・材料確認

実践!プロンプト例集【コピペで使える】

実践①:決算データをAIで瞬時に取得

銘柄名またはティッカーシンボルを指定するだけで、直近の決算データが取得できます。

「NVDAの直近4四半期の決算データを取得して、売上・営業利益・純利益の推移を表でまとめて」
「APPLとMSFTの直近年次決算を比較して、どちらが収益性・成長性で優れているかを分析して」

実践②:財務比率をAIに自動計算・評価させる

「NVDAの現在のPER・PBR・ROE・ROA・自己資本比率・営業利益率を取得して、S&P500の平均と比較して割高か割安かを判断して」
「META・GOOGL・AMZN・MSFTの財務比率を並べて比較表を作って。バリュー投資目線でどれが最も魅力的かを評価して」

実践③:バリュー株スクリーニング

財務指標で条件を組み合わせてスクリーニングし、候補銘柄を一気に絞り込めます。

「米国株でPERが15以下・ROEが15%以上・自己資本比率50%以上・時価総額100億ドル以上の銘柄をスクリーニングして、一覧で表示して」
「テクノロジーセクターで売上成長率が前年比20%以上・営業利益率が20%以上の銘柄を抽出して、ROEが高い順にランキングして」

実践④:決算サプライズとインサイダー動向の確認

「TSLAの直近4四半期の決算サプライズ(EPS予実差)を取得して、市場予想を上回っているかどうかを確認して」
「NVDAの直近6ヶ月のインサイダー取引を確認して、役員が買い増しているか売却しているかを教えて」

実践⑤:SEC提出書類からリスク要因を抽出

投資家が何十ページも読まなければならないSECの提出書類を、AIが自動で要約・分析します。

「APPLの最新10-K(年次報告書)を取得して、リスク要因のセクションを日本語で要約して。特に中国関連リスクと競合リスクに注目して」

実践⑥:総合デューデリジェンスレポートの自動生成

複数のツールを組み合わせることで、投資判断に必要な情報をまとめた自動レポートが作れます。

🤖 総合分析プロンプト例

「NVDAについて以下の観点で総合分析レポートを日本語で作成して:
① 直近4四半期の損益計算書・CF計算書の推移
② 現在の財務比率(PER・ROE・営業利益率等)と業界平均との比較
③ 直近の決算サプライズの状況
④ インサイダー取引の動向
⑤ 最新ニュースのセンチメント
最後に投資判断の総括コメントも付けて」


注意点・制限事項

注意点 内容
米国株・仮想通貨のみ対応 日本株・欧州株・新興国株には非対応(2026年5月時点)。日本株分析にはEDINET MCP等が必要
本格活用は有料($200/月〜) 無料プランは実質なし。まずOAuthで接続して無料枠(AAPL等4銘柄のインサイダーデータ)で動作確認し、必要に応じてプランを検討
注文執行は不可 データ取得・分析専用ツール。実際の株式売買は取引所で行う必要がある
データ更新頻度 株価はリアルタイムだが、財務諸表は決算発表後のタイムラグが生じる場合がある

⚠️ 投資判断はあくまで自己責任で

AIの財務分析はあくまで参考情報です。最終的な投資判断は必ずご自身で行ってください。本記事の情報に基づく損失について、当サイトは一切の責任を負いません。


まとめ

Financial Datasets MCP × Claude Codeの組み合わせは、米国株の財務分析をAIに完全委任できる強力な環境です。決算書の読み込みからスクリーニング・デューデリジェンスまで、プロのアナリストが数時間かけて行う作業を数分で完了させられます。

📋 この記事のまとめ

  • Financial Datasets MCP = 27,000以上の米国株ティッカーの財務データをClaudeで使えるMCPサーバー
  • 接続は claude mcp add --transport http financial-datasets https://mcp.financialdatasets.ai の1行だけ
  • 損益計算書・貸借対照表・CF計算書・財務比率・スクリーニング・SEC書類・インサイダー取引まで取得可能
  • 無料プランはなし(一部銘柄のみ無料)。本格活用は$200/月〜
  • 日本株には非対応(米国株・仮想通貨のみ)